トレードを会社経営のように考えると自分のトレードが見えてくる

思考・心理・哲学

会社経営をしたことありますでしょうか。いた(いる)としてもかなり少数派だと思います。

なぜなら会社経営をするにはかなりハードルが高いからです。しかしトレードは口座を開設して、すぐに始められます。

何が言いたいかというと会社経営とトレードは同じぐらい利益を上げ続けるのが難しいのです。

 

会社経営は難しいと考えるがトレードは簡単と考えてしまいがち

会社経営をはじめるのはリスクがあります。そして「明日から起業しよう!」と言えるような気軽なものでもありません。

はじめ方もちょっとネットで調べてできるようなものでもありません。

 

しかしトレードの場合はどうか?

 

トレードはリスクがありますが少額からはじめられるためリスクを軽く見てしまいがちです。

また「上か下の50%で勝負できるからそう簡単に負けるはずない」「運でなんとかなる」と思ってしまいがちです。

「明日からトレードをはじめよう!」ととりあえずはじめられます。はじめ方、やり方もネットで調べて簡単にはじめられます。

 

経営を継続できている確率は?

 

起業家は1年以内に倒産する確率が50%と言われています。投資家は1年以内に退場する確率がなんと90%で、たった1割しか残らないのです。

この確率からわかるように投資は上か下かのたった50%の確率、運でなんとかなる甘い世界ではないのです。

 

なぜ投資家はすぐに退場するのか?

仮に自分がバーを経営するのが夢だとします。その場合ノウハウや技術を手にいれるため実際にバーで働くはずです。
いきなり「思い切って明日テナント契約しよう!」とはなりません。

 

ある程度の能力が身について夢である自分のお店をオープンし独立しようとしたときになんの経営戦略もなしではいけないので、様々な経営戦略を練るはずです。

  • 立地がいいところにしよう
  • 店の外装内装は近所には無いような雰囲気にしよう
  • 宣伝方法は地元情報誌やネットに載せよう
  • 材料などの仕入れはなるべく安くできるような取引先を探そう

などなど利益を上げるためや他者と差をつけるべく経営方針を作り上げるはずです。

 

しかしトレードはどうか?

 

「とりあえずやってみて技術を磨けばいいか」と軽い気持ちではじめ、ノウハウも無ければ技術もなく、手法はもちろんないので勝てる訳がありません。

負けた額を取り返そうと熱くなりそしてあっさり退場に追い込まれます。
精神論は相場には通用しない

 

起業するときにノウハウ、技術、経営方針が無ければ起業は踏み止まりますが投資は経営方針(トレードプラン)がなくてもとりあえず簡単にはじめられてしまうのですぐ退場してしまうのです。

トレードのリスクを軽く見てしまいがちなので、一体どれほどのリスクを晒してトレードしているのか自覚する必要があります。

 

トレードは厳しい世界と自覚しよう

トレードはたった二択の選択肢を選んで、運でなんとかなる甘い世界ではないのです。

そのため投資は会社経営をするぐらい、またはそれ以上に厳しい世界であると認識し、自分が社長になったつもりで

  • 今一度経営方針(トレードプラン)はあるか
  • またはその方針は間違ってはいないか

見直してみると見えてくるモノがあるかもしれません。

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