チャートを動かしているのは人間であると言う事

思考・心理・哲学

チャートはまるで生き物ように、勝手に動いている、または機械的な何かに動かされていると感じたことはありませんか?

 

もしくは自分がエントリーした途端に逆行ばかりするものだから「監視されてる!遠隔操作だ!」など訳のわからない強迫観念にかられ、怒りが湧いたことがありませんか?

 

チャートは決して勝手に動いている訳ではなく私達人間が動かしています。

 

投資家達が常に売買している

もう一度言いますが私達人間がマーケットを動かしています。常に人間が売買しているからチャートは動いているのです。たったそれだけです。

大勢が買うから上昇し、大勢が売るから下落する。

 

決して「~がゴールデンクロスするから上昇する」「~が買われ過ぎを示しているから下落する」ではありません。

テクニカル指標を否定している訳ではなく、テクニカル指標はあくまでも目安や補助的なもので、テクニカル指標が~だから上下する訳ではありません。

 

人間の心理は複雑

言い換えると人間の心理がチャートを動かしているとも言えます。

 

指標の結果が良いときには投資家心理は「ポジティブになり買いが殺到し上昇」「指標の結果が悪いときには投資家心理はネガティヴになり売りが殺到し下落」と言った至ってシンプルな場面がよくあります。

 

ですが全くの逆で「指標の結果が良いのに下落」「指標の結果が悪いのに上昇」といった場面にも遭遇したことはありませんか?

 

人間の心理が絡み、指標の結果以上に「ポジティブな心理」「ネガティヴな心理」による変動が起こりますので、指標の結果だけでチャートは動いていないと言えるのです。

 

人間の心は数式や指標結果だけでは計れない

トレードしているのは人間であって、難しい数式や指標結果が相場を動かしている訳ではないので、テクニカル指標が効いたり効かなかったりするのです。

 

やはり人間の心は複雑です。常に変化していきます。

「今トレーダー達の心理はどうなのか?」という事を考えるとチャートの見方、テクニカル指標の使い方がより一層進化するかもしれません。

「上がるか」「下がるか」たったこれだけなのに本当に奥が深く、おもしろい世界です。

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