顕在意識と潜在意識とは、まず顕在意識とは自分が自覚している意識のことです。そして潜在意識とは自分では普段気づいていない心の奥に潜んでいる意識です。
この二つの意識をコントロールすることによりトレードに活かすことができます。
普段の生活での顕在意識と潜在意識
普段の生活でも実は顕在意識と潜在意識を駆使して生活しています。
どこか目的地に向かうために車を使ったりバスを使ったり電車を使ったりして目的地に向かう方法を考え、しっかり自覚して向かうとしたらこれは顕在意識です。
突発的な質問に準備もなく瞬時に嘘などを的確な回答を出せるとしたらこれはその人の潜在意識がそうさせています。
と言ったように普段の生活でも常に顕在意識と潜在意識を私達は使って生活しています。
一概に意識とは言え、全く別の空間に存在しているもので顕在意識は経験してきたことからそのようにするべきであると自覚し実行すると言った意識で潜在意識は経験を貯蓄し無意識にそうできると言った意識と言えます。
トレードでの顕在意識と潜在意識
この二つの意識をトレードに活かすにはどうすべきなのか?
まずはトレードの中での顕在意識と潜在意識によるトレードを区分し、しっかり自覚する必要があります。
顕在意識でのトレードは今までトレードを積み重ねてこう言ったトレードはしてはいけない、分析を行い計画的なトレードを実行するといったトレードと考えます。
潜在意識でのトレードは突発的な急変などによる対応を今までのトレードを貯蓄して反射的に対応できるトレードだと考えます。
また直感的に上がる(下がる)と感じトレードするとも言えます。(ただしトレードを始めたばかりの初心者トレーダー時代における直感とは別物です)
チャートを見たときに何もトレードプランが立てられない、さらに直感的にも全く見当がつかない。と言った場面に出くわしたことはないでしょうか?
これは顕在意識、潜在意識共にそのチャートの形や値動きが意識に根付いていないと考えられるので、そう言った場面ではトレードをしないのが最もよい選択肢です。
上記とは真逆にチャートを見たときにトレードプランを立てられる、さらに直感的にチャートを読み取ることができた時は顕在意識、潜在意識が共に働いていることになり、そのときにトレードを行えばより質の高いトレードができると考えます。
顕在意識と潜在意識を自覚する
まずは自分がどのような状態かを知る必要があります。
じっくり時間をかけてある程度の分析ができるのなら顕在意識としてトレードが根付いています。
チャートを見て直感的にトレードプランや今後のイメージができるなら潜在意識としてトレードが根付いていると言えます。
自分は一体どの程度、意識にトレードがしみているか確認してみてください。
そしてこの二つの意識を鍛えるにはトレードと分析を積み重ねていき、まずは顕在意識にトレードをしみ込ませて、それを繰り返し潜在意識にしみ込ませていくしかありませんが、ただなんとなくトレードするのではなく「自分のトレードをしているのか」を意識することにより、一回一回のトレードや分析がより根付きやすいと考えます。
テクニカル指標やニュースのみに流されてトレードしているのなら、これは自分のトレードではないのです。
「自分のトレードをしているか?」まずはこれを意識し、顕在意識と潜在意識にトレードをしみ込ませいくことにより質の高いトレードができるかもしれません。