トレードで何年経っても勝てない方はいると思います。「自分にはセンスがないのかもしれない」などネガティヴになったり、投げ出したくなったりすることもあると思います。
職人のようにこの期間を修業と捉えてみるとどうか?
鍛冶職人ってご存知ですか?
材料である鋼を高温で熱し、ハンマーで叩いて刃物を作り上げる職人のことを言います。
簡単に説明しましたが、弟子入りして一人前になるまでに修業が5年以上必要と言われており、修業中は収入は一切なく、昼間の修業を終えたあと夜バイトをして生活費を稼ぐといった日々だそうです。
全く興味のない人間からすると絶対真似できない生き方です。鍛冶職人を志す人はお金などは二の次なのでしょう。
核となる「職人に絶対なってやる」という強い信念があるから目指せるのでしょう。
トレーダーも職人である
世間的にはトレードは簡単なイメージがあり、楽して儲けてると思われたりしていますが、そんな甘いものではなくトレードも職人のように何年もかかるものです。
ありがたいことにトレーダーはデモトレードで修業することもできます。収入にはなりませんが資金が減ることもありません。
悔しいけど勝てないときはデモトレードに戻って修業し直すことも一つの手です。
下積み時代は避けて通れません。勝てるまで諦めないと強い信念を持って取り組めば苦しくても頑張れます。
トレーダーを志す人は自分が職人であると考え、勝てるまでは修業と捉え、前向きに自分の腕を磨いていきましょう。
故にトレーダーも職人なのかもしれません。
簡単に職人にはなれないことを念頭に置く
トレードは「上昇するか」「下落するか」の二択なので「簡単に」かつ「運でなんとかなる」と多くの人が勘違いしているのが現実です。
何度も言いますがそんな簡単に運でなんとかなる甘い世界ではありません。
トレーダーも職人ですから運でなんとか手に職をつけることは不可能でしょう。もし運良く儲かったとしてもそれは不思議と長くは続きません。
様々な難関にトライして少しずつ実力をつけていく必要があるのです。
「気づかないうちに徐々に勝てるようになっていく」それがトレードと言えるでしょう。トレードは簡単に楽して儲かると少しでも思っているのなら今すぐその考えを捨ててください。
そこからが修業の始まりです。