相場の世界でよく環境認識と言うワードを見たことがあると思います。
環境認識、言い換えるならすなわち「自分がその環境に適応する」とも考えられます。そして常に生活のなかでも環境認識つまり環境に適応しようとしています。
日常での環境に適応する場面
日常生活での環境認識となるといまいちピンと来ないかもしれませんが、人によっては毎日していることもあります。
日々の天気予報を確認しませんか?
季節があるためそれに合わせた準備をしますし、出掛ける時に雨が降るなら傘を持って出掛けるというように環境認識をし事前に準備をし適応しています。
他には旅などで今居る環境とは全く違う気象であったり気温などの違いがある場所に行く時に適応するために事前に調べて準備をしませんか?
旅または遊びに行くとなると行きたいところが休みであったりしないか、行きたいところをピックアップしてある程度のプランを練ったりすると思います。(ノープランの旅も楽しいものですが)
このように実は日常でも環境認識をしています。つまりその環境に適応しようとしています。
トレードでの環境に適応する場面
- トレードでの環境認識は今アップトレンドなのかダウントレンドなのか?
- 大きい足はどうなっているか、どこが意識されているレートなのかが大事
と言った部分がよく言われています。もちろんこれはとても大事です。
それ以外にも今からどう言った経済指標がいつあるかも天気予報のように調べておくことも環境に適応する一つと思います。
全く環境の違う地へ準備をせずに行くのが危険なように大きな経済指標がいつあるか知らずにトレードすることも極めて危険です。
そして今どう言ったモノに市場は注目しているのかも認識することも大事です。
相場があまり動きがない時に闇雲にトレードするのではなく、◯◯日の指標結果を待っているとすればその指標後にトレードすべきであって、そう言った部分も環境認識のひとつではないかと思います。
トレードプランを練ることもその一つと考えます。
上記のように、とある指標結果を待っている相場だとしたらそれまでトレードしないといったプランや、分析をしたようになるまで待つこともトレードプランの一部でこれも環境認識と思います。
そして自分は一体どの時間軸でトレードしているか?この部分も環境認識つまり環境に適応する要素の一つと思います。
例えば4時間足を軸にトレードしているのに1分足や5分足の小さな動き(ノイズ)に惑わされて利確損切りまたはトレードする時間軸を変更してしまってはキリがありません。その逆もまた同じです。
この行為は利確損切りポイントを不安や恐怖で変更しているのと変わりません。致命的失敗に繋がるトレードになるのです。
「あなたはいま健康ですか?トレードは自分の健康状態が影響する」
変化に適応し環境に合わせたトレードを心がける
事前に自分がどの時間軸でトレードしているのか、するのかしっかり自覚して、細かい動きや大きく動いた時にどう対応するか考えておいたり、その細かい動きは自分の中で織り込み済みと事前に自覚し「環境=時間軸」に応じた対応に適応する必要があります。
相場は常に変化を繰り返しています。自分の考えだけが正しいと考えず、相場に自分のエゴを押し付けないように柔軟に対応しましょう。
環境認識をしっかりしてその環境に適応することを意識すれば自分のトレードが見えてくる、自分のトレードができるのではないでしょうか。